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2004.02.10

 神田へ行く。
 格子のはまった、なにやらゆかしい入り口が目について、紅(べに)の資料館だという。
 小さいながらも気のきいた資料館だの画廊だのがある街は好きだ。神保町は、他にもカルタの資料館(博物館?)もあるし、本を中心に文化というものをしっかり持っていて、歩いていて嬉しい。

 江戸時代の女性の化粧に対する思い入れが伝わってくるような、ごく小さいけれど手のこんだ化粧道具の数々。
 化粧小物の美しさは、時代時代を映して、美しい道具に囲まれて美しく装いたいという願いを秘めて輝いている。それは、洋の東西も、時代も問わない。
 コンパクトだって香水瓶だって。

 紅で連想するのは、なぜか雪女。
 白雪姫が血の赤のくちびるならば、雪女は断然、紅。
 雪女はどんな化粧道具を手にしていたのかと、しばしまぶたを閉じる。


   ひやり刷く雪白の肌に冬の紅   翠風

   寒選び紅求めたる雪女   翠風


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Tracked on 2005.12.29 01:43 PM

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