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2004.04.21

突然のカエル

 都心にしてはめずらしく、カエルを見かけた。
 名前は知らない。十センチ以上ありそうな、大きな蛙だから、ヒキガエルだろうと思う。暗いところでもそもそと動いていたので、ドキッとしたが、蛙とわかれば一安心。
 暖かいから、カエルくんも散歩かな。カラスにやられないといいけど。
 それにしても、こんなところにいるなんて、どこで産まれて、どこからやってきたのか、どこで眠り、どこで泳いでいるのかな。

 突然のカエルは、夢の延長にもなる。
 いそうにない場所にいるそれは、魔法で姿を変えられた誰かなのかもしれないと、ふと違う回路がつながる。
 あなたはだあれ?

 月にいるとされる蟾蜍も、ヒキガエル。
 クレーターがいぼいぼに見えるせいだとか、ヒキガエルの毒を月の魔力になぞらえたのだとか聞いた。

 そう思っている間に重そうにはねて、よその家のクーラーの室外機の下に消えてしまった。
 夢想と現実、くるくると回り続ける。


      蟇蛙つまらぬ夢というなかれ     翠風

      蟇跳ねて夢は地上にとどまらず   翠風

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Comments

おはようございます。

私、カエルが大の苦手ですけど、それさえも越えてついコメントしたくなりました。
いそうにない場所にいるそれは姿を変えた誰かかもしれないというその発想、私も時々そんなことを思っています。
夢と現実って、ほんとこの世でくるくる回ってますよね。

では、また。

Posted by: chiiko | 2004.04.22 07:00 AM

chiiko さん、こんにちは! コメントをどうもありがとうございます。

 現実に、ふと夢想が入り込むとき、ありますよね。

 カエル、私も決して得意ではないのですが、童話ですりこまれているせいか、滅多に見ないのになんとなく知っているような生き物という感じがします。狸とかも同じかもしれません。

 では、お元気で!

Posted by: 翠風 | 2004.04.22 06:30 PM

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