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2004.04.09

人それぞれの志向

人により見ているものは違うもの それでいいけど残る悲しみ(翠風)

 枡野浩一氏のblogで、次の記事が出たので読んでみました。
 私が気にしていた点については問題ないようです。というよりむしろ、その必要がなかったような、選んだ句を書いて短めのコメントをつけ、最後に講評をつけるというご指導法をなさるようです。
 この先がどうなるのかはわかりませんが、これをなさるのに、どうして引用では駄目だったのかは未だに謎です。

 私はのんびりと、ふらふらと、ただ作ることを楽しむことにしましょう。

 それはそうと、とうとう今年の桜も見納めです。
 毎年毎年気をもませる桜に思いをこめて、たぶん今年の最後となる桜の句をつぶやきましょう。この春宵は少し、夢想に遊んで。


      花散って出づる場所なき穴狐   翠風

      散る花の下にて故人と清飲す   翠風

      花心知る風我とともに吹け    翠風

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Comments

あの……、
あなたのことをよく知ろうと思い、
ほかのページを拝読していて発見してしまいました。

   友が皆我よりえらく見ゆれども
   花を買いきて卓をば飾り
   美酒を買いきて良き器(て)にそそぎ
   それを選びしみずからもまた
   すてたものではないと信じよ   翠風

という歌の前半は、
石川啄木の
http://www.1101.com/ishikawa_kun/2001-05-05.html">http://www.1101.com/ishikawa_kun/2001-05-05.html
この歌(原文のほう)とほぼ同じに見えます。
啄木の著作権は、
すでに切れていますが……。

Posted by: 枡野浩一 | 2004.04.10 12:34 AM

(以後、「著作権」に関する
コメントは控えます、という)
前言撤回陳謝。

ほかの場所
http://coolsummer.typepad.com/kotori/2004/04/blog.html">http://coolsummer.typepad.com/kotori/2004/04/blog.html
でも疑問の声が出ているようなので、
この場をお借りしてお答えします。

なぜ「引用」ではだめなのか?

それは私が将来、
『枡野浩一のかんたん短歌blog』の投稿をもとに、
「作品集」をつくる可能性もあるからです。

作品集、
つまり、
皆さんの短歌を集めた本です。
まだイメージは漠然としていますが、
たとえば百人一首みたいな感じ?
その作品集には、
私のコメントをいちいち添えないかもしれません。
その場合、「引用」と言い張るのは無理でしょう?

というか、
これは「引用」なんですと言い張るために、
無理矢理コメントを添えるのはいやなのです。

作品集をつくるにあたって、
すべての作者に許可をとるのは大変というか不可能に近いので、
著作権は主催者に帰属します、
と明言した上で公募する方法が一番妥当だと考えています。

残念なんですが、
投稿短歌の作品集は売れないことのほうが多いので、
作者全員に謝礼をすることも難しいのです。
そのへんは過去に、
『どうぞよろしくお願いします』
(発行=マーブルトロン、発売=中央公論新社)という、
投稿をもとにした短歌絵本をつくった際、
どうにかして作者全員に謝礼を払おうとして、
赤字になってしまった経験をふまえています。

Posted by: 枡野浩一 | 2004.04.10 02:41 AM

枡野浩一さま、個人のつぶやくばかりの小さな場所に、再々のコメントをどうもありがとうございます。私のことを理解しようと他の記事にまでお目をお通しいただけたとは頭がさがります。

 まず、五行詩へのご感想ですが、

http://sui.air-nifty.com/kakera/2004/01/index.html">http://sui.air-nifty.com/kakera/2004/01/index.html

にある、
2004.01.28 最近、お気に入りの日本酒 および、2004.01.29 花を買う

の記事をごらんいただければおわかりいただけるように、その詩は石川啄木の著名な短歌を意識したものです。
 歌人であるあなたであれば、「本歌どり」という言葉で御納得いただけるかと思います。

 私はもとのものが有名でないものについてはちょっとと思いますが、本歌どりは技法として確立していると思います。

 和歌や俳句の著作権は、もともとゆるいものだと思います。
 仮に、私の短歌の句の五文字なり七文字なりを変えて、あなたの作品として発表なさっても、多くの方に本歌どりであることが明らかにわかるものであれば、私はまったく文句をいわないのです。
 私にとっては、その歌を詠んだ境地に達したということが問題なのですから。
 無名な人のものを有名な人が…というマナー的なものには疑問を持ちますが。というのはつまり、本歌どりしたほうの歌が有名になってしまうと、後から私が元歌にあたるものを発表したとき、真似をしたという言われ方をしてしまうことになるからです。

 著作権(財産権)をご希望になった理由、それを使用した短歌の作り方ではなく、「作品集」の出版を考えていらっしゃるということでしたら、納得できます。
 私はwebは引用に適したメディアだと思っております。そこで新しい試みをするのになぜ? という疑問をいだいたので、そういうことでしたら、喜んで。

 志向は異なるようですが、新しいことをしようとしているあなたに、心よりエールを贈りましょう。よいものをお作りください。


    ARTとは新たな流れを作るもの
        今こそくびきを断ちて飛びたて   翠風

Posted by: 翠風 | 2004.04.10 05:23 PM

本歌どりという手法はもちろん存じていますが、
前半部分が「ほぼ同じ」というのは、
いかがなものかと思い、
コメントしました。
元歌にもう少し別の新しい要素が付け加えられていたら、
「オマージュ」と言われても納得したと思います。

ただ、
『枡野浩一のかんたん短歌blog』に投稿された作品ではないし、
これ以上はコメントを避けます。

あなたのお考えになるような、
著作権を主催者に帰属させない新しいシステムで公募した場合、
将来どんなことが起こるのか、
経験上の予測が私にはまったくできません。

あなた自身が将来、
なんらかの公募の主催者になることがあったら
(ネットでは今すぐだって可能でしょう)、
あなたのお考えをうまく実現させてみてはいかがでしょう。

既存のシステムに疑問を持つことは、
よいことだと思います。
その批判精神が反映された作品の投稿、
心待ちにしております。


Posted by: 枡野浩一 | 2004.04.11 12:24 AM

枡野浩一さま、コメントをどうもありがとうございます。

 取りすぎ、情趣をもっと変えたほうがいいとのご指導どうもありがとうございます。
 確かに、自分でも取りすぎに思えます。

 駄作ばかりで申し訳ないですが、これからも作ることを楽しんでいこうと思います。

 では、よいblogをお作りください。

Posted by: 翠風 | 2004.04.12 12:26 PM

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