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2005.06.05

枇杷

 枇杷を食べた。
 種が大きくて、食べにくいという人もいるけれど、とても季節を感じる果物だ。
 種のまわりのわずかな渋みに至るまで、6月の味だなと思う。

 多くの果物が季節も旬も忘れて店頭にならぶ中、生の枇杷はあいかわらず、ごく短い期間しか手に入らない。

 食べ物というのは、多く、記憶に刻まれた味を持っている。
 枇杷もまた、それを好きだった人の記憶の味だ。
 記憶が積み重なってゆき、人はものを食べるときに、人を偲ぶようになるんだな、と。


    枇杷の実の人肌の肌理 小夜更ける   翠風

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