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2005.06.03

すっかり夏-愛地球博もいいけれど…

 昨日、今日と、かなり蒸す。
 東京は春と秋が短くなったというけれど、本当にそうだ。
 気がつくと、新芽は緑に変わり、すっかり夏になっている。

 午前中は降っていた雨もあがり、多少は外に出てもいいかなという気持ちになった。
 散歩すると、犬が地面にべったりと伏せていた。

 以前に流行ったシベリアンハスキーだ。
 長い毛が、ものすごく暑そうでかわいそうだった。

 飼い主もそう思ったのだろうか。
 よく見ると、そばにアイスノンが置いてあった。

 滑稽さも感じたが、さまざまな矛盾も思う。
 まずは、東京に北方に適応したシベリアンハスキーが暮らしていること。
 亜熱帯並みに暑い東京の夏を、あの厚い毛皮を持った犬が過ごさなければいけないというのは、さぞかし大変だろうなと思う。

 そして、アイスノンという文明の産物で冷やしていること。

 暑いからクーラーを使う。それがまた建物の外に熱を放出し、さらにあたりを暑くする。
 そしてまた、よりクーラーをきかせる。それがまた建物の外に熱を放出し、さらにあたりを暑くする。
 海の近くが開発されて高層建築が建てば、風が通らなくなって、ヒートアイランド化は加速する。

 連鎖は、断ち切れないのだろうか。

 自分で自分を住みにくい方向に追い込んで、それを住みやすくしようとして、さらに住みにくくしてしまう。
 ひたすら消費エネルギーが増えていく。持続可能な開発の正反対なことをしている。

 愛地球博で子供たちに環境保護を訴えるのもいいけれど、まず身近なことから、変だな…と感じる心を育てる必要はないだろうか?

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