« July 2013 | Main

2013.10.20

もう一度福島に誉め歌を

 知り合いから、福島産のお米を見せられた。
 放射性物質検査をして無検出という。
 見た目にも、何の変わりもない。
 またあの大地に、一面の田んぼに、お米は実っているのだろう。

 いくばくかの言葉を集めて、俳句という形にしているのは、この世をたたえるためだと思っている。
 生きる事を、生きとし生けるものの住まう、この世界の移り変わりを、言葉にとどめて誉めたたえることができるならそれで満足だ。とてもとても力は足りないけれど。

 以前作った句は、実は、福島の夏の田を思って作ったものだ。
 再掲する。そして、夏の句に、秋の句を足そう。
 この世が、命あふれる実り豊かな場所であり続けますように。


   世に満ちよ緑柱石の稲の花      翠風

   金色に負けじと輝け稲稲稲      翠風

 


| | Comments (0) | TrackBack (0)

« July 2013 | Main