2006.07.19

神々の出歩くとき

 被害にあわれた方々には非常に申し訳ないのだけれど、相次ぐ大雨、土石流や堤防決壊といったニュースを聞くと、その、聞くときほど、これほど神々というものを思うときはない。
 普段、人の力こそ最上とされて神々の力の(常識的には)排除された都会という隔絶された空間に住まっているので、そういった、ある種、“越えた”“普段、想像されなかった”事象というものが、神々の業を思わせるのだろうと思う。
 おそらく数日なり、数十日を経れば、またあのおだやかで美しく包み込む日常というケがもどり、年に一度なり数年に一度なりのいわばハレともいえる荒ぶりは消えるだろう。ケとハレ。意識と無意識。表と裏。さまざまなからまり。その異なる面を垣間見ている、見させられている時にこそ、日本という場所の神々のあり方について、多くを思うのである。

 神話的想像力といえばいいものか。詩人の思うところ? 何といわれようとも、思ってしまうのだから仕方がない。

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2006.06.17

贅沢な日々

 雨続き。
 手間はかかるようでも、個性的な個人商店でちょこっと買うのが好きだ。
 日曜日休みなので、土曜日の夕方によく買い物をする。
 近くの魚屋さんの魚はスーパーの十倍はおいしい。
 ご用達のフランスパンも、ここと店を決めて買っている。
 ささやかに暮らしているようでいて、気にいったものを愛用して、実はけっこう贅沢をしているのかもしれない。

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2006.06.11

心はどうして

 チューリップの球根掘りや、草木の世話で、いそがしいといえばいそがしい日々。

 望むように植えたものがそだたなくて、少々へこんでいる。
 曇り続きだったせいだと天に責任転嫁できなくて、ちょっと。

 心はどうして、空ばかり思うのだろう?
 人はどこから来て、どこへ行くのか?

 考えすぎると生きていくのが苦しくなる問いを、少女の頃からずっと問い続けている。
 答えは未だに、得られない。
 短絡でない答えで満たされる日は果たしてくるのだろうか?

 月日はめぐるし、春の後には夏が来る。それは、必ず。なのにね。

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2006.04.11

咲いて咲いて

 4年目のデンドロビウムがずいぶんたくさん花をつけている。
 チューリップも早いものが数輪。この雨でつらそうだけれど。

 今年も何度かお花見にいった。
 明るい桜、ほの暗い桜。にぎやかな桜、静かな桜。この一年一年の積み重ねが思い出になるのだろうな。
 場所と人とのつながりを確認するように桜はあって、想い出の場所の桜は、見るとどうしても涙があふれてしまう。

 花は、咲いて咲いて、終をむかえる。

 咲いて、咲いて、チューリップ。もっと明るくしておくれ。
 呪文のようにくりかえす。

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2006.03.03

残念

 ノートパソコンが壊れた。
 重宝していたのだが、とうとう電源が入らなくなった。
 電源が入ったり勝手に切れたりと不安定になっていたので、覚悟はしていたが、慣れ親しんでいたものだっただけに、残念だ。

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花待ち

 ようやく、小さな梅が、一輪だけ咲いた。テレビでは満開のところもあるのに、クロッカスはまだつぼみさえつけていない。
 日当たりが悪いので、なんでも遅い。
 チューリップの芽が、ずらりとならびそろった。

 カレンダーが3,4月に変わると、桜の写真になるものが多いので、今から楽しみになる。
 寒くて、まだまだに思えても、春は、もうそこまで来ているはずなのだ。

 今日は、ひなまつり。子供のいない家だけれど、ひなあられや、ちらし寿司を楽しんだ。

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2006.01.05

晴れやかになりきれないお正月

 明けましておめでとうございます。

 ゆるりとお正月を過ごして、そろそろ仕事はじめ。とはいえ、まだまだお正月気分。
 でも、2006年のお正月は、すっかり晴れやかに迎えられたとは思えない。

 雪などで大変なところもたくさんあって、無事を祈らずにいられない。
 いつ何が起きるかはわからない。当たり前だけれど幸せな一年をみんなが過ごせますように。

 そして気がかりなのは、社会のこと。このままだと、改革の名のもとに、弱者切り捨てばかりして、貧富の差の大きい、希望の持てない、治安の悪い、とんでもない社会になりかねない。
 一部では小学校に通うにも補助を要する子供が4人に1人いる。一方では、巨大な開発費をかけてアメリカと兵器を共同開発? それがどちらも同じ日本の話だなんて。

 効率は少々悪くてもいい。人間が人間らしく生きられる社会になるように、願わずにいられないけれど、改悪にしか見えないこの『改革』を選んでいるのは、日本人自身なので、いいようのない不安を感じる。

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2005.11.18

ボージョレー・ヌーボー

 今年もボージョレー・ヌーボーを飲んだ。
 3年連続でできがよかったとのことで、納得の香りと味を楽しめた。

 新酒の祭り、豊穣の祭り。
 ボージョレー・ヌーボーは、そういう意味をもって楽しんでいる。

 均質になりがちな時間に、華やぎを与える祭りが、数多く印象深く訪れれば訪れるほど、より深く豊かに生きられると思うので。

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2005.11.08

寒い、暖かい

 雨でずいぶん、コスモスが散っていた。
 今日こそは暖かかったけれど、寒さも本格化してくる。

 コスモスは、あと少しだろうな。

 それにしても、イチョウの色づくのが遅くなっている。
 11月も上旬から中旬にうつろうというのに、まだ、まみどり。
 都心の温暖化のせいなどともいわれているけれども、どうなっているやら。

 そして、ふっと、平安のころを思ったりする。
 千数百年前は、地球全体が、今より少し寒かったのだとか。
 重ね着は、寒さのためでもあったのだろうな、などと。

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2005.10.25

風が吹くので

 ただ、風が吹くから。

 また、ブログをずいぶん休んでしまった。
 しなくちゃいけないは、逆さ風。
 そう思いはじめると、興味が飛んでしまう。

 したいこと、したくないこと。表、裏、表。
 突風にあおられた木の葉のように、くるくると。

 会いたい風、会いたくない風。

 風が吹くからしかたがない。
 たくさん不義理もしてしまう。
 ただただ、心の風のままに…

 遠い人への想い風。
 ごめんね、とか、ありがとう、とか。

 今年もまた、秋になり、コスモスは揺れる。
 私は春風を想って、チューリップを植える。

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2005.07.29

7月もそろそろ終わり

 夏休みをとって出かけていたら、東京で大きな地震があったとか。
 帰ってみると、棚の上のものが落ちるなどしていたが、実害はなさそう。よかった。

 しかし、今日も暑くなった。
 暑さはわりと苦手で、できるかぎり動くのを控えてぐったりしている。
 暑さに湿気が加わると、もう、動けない。

 ただ暑さに夏をかみしめ、涼しいときを選んで動き、酷暑に耐えている。
 草木の世話をしていたら、バッタの赤ちゃんがたくさんいた。
 白くて小さくて、なかなかにかわいらしいが、汁を吸って植物を弱らせるのは、困る。

 もうすぐ8月。
 これ以上の酷暑にならないことを祈っている。

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2005.07.15

気候不順と旅立ちと

 この暑さ湿気と、急に襲う寒さに、ついていけなかったのだろうなあ。
 入院していると聞いた人が、あいついで亡くなった。

 冠婚葬祭でも、葬が続くと、さすがに気が重い。

 気をとりなおして、体調を整え、夏休みの準備をしないと。

 早く梅雨が明けないかな…。

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2005.07.05

嬉しいことと嬉しくないこと

 毎日は、ささやかなことの積み重ねで、ほんの小さな嬉しいこと嬉しくないこと、したいことしなくてはならないことでできている。

 知人の家族の葬儀に行ったのは、嬉しくないこと。
 特に、疲れ果てた顔を見るのは、とてもつらかった。

 寒暖の差が激しくて体調をくずしたのは、嬉しくないこと。

 茄子が育ったのは嬉しいこと。
 たっぷりと紫陽花を見たのは、嬉しいこと。

 とても久しぶりに映画を見にいったのは、嬉しいこと。

 ………………………

 こうして2週間ほどが過ぎて、あっという間に、年の後半に入った。
 嬉しいことのあったいい一日だったなと思える日々を重ねているつもりでも、絶え間ない波に洗われて、日が過ぎていくのは、少し、恐ろしいこと。

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2005.06.19

よいときばかり

 白山神社のあじさい祭りが今日で終わるが、小山に入れなくなるだけで、むしろ、静かに紫陽花を観賞できるようになるのは、これから。
 ようやく満開。今年は雨中の風情をまだ楽しんでいないので、来週あたりまた行ってみようかと思う。

 にぎわいもいいけれど、静かに楽しむのもいい。
 花が咲いているときは、すべて、よいときばかりなのだと思う。

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2005.06.07

病院のにおい

 病院の匂いは、クレゾールの匂いだ。昔ほどは強くなくなったけれど、それでも、多かれ少なかれ、あの、鼻につんとくるにおいがする。

 今日、病院に行ったわけではないけれど、その匂いをかいだので、思いだした。

 普通に健康に暮らしているので、風邪をひいたときの医院はともかく、病院にいくのは、かなり特別なときだけだ。

 入院の末、丁度この時期になくなった肉親のことを、あれこれ思い出した。
 匂いもまた、記憶をいろいろと引き出す力を持っている。

 幸せな思い出もたくさんあって、最期もあって、その先の記憶もある。
 それが、生きているということなのだろう。

 ありがとう。

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2005.06.03

すっかり夏-愛地球博もいいけれど…

 昨日、今日と、かなり蒸す。
 東京は春と秋が短くなったというけれど、本当にそうだ。
 気がつくと、新芽は緑に変わり、すっかり夏になっている。

 午前中は降っていた雨もあがり、多少は外に出てもいいかなという気持ちになった。
 散歩すると、犬が地面にべったりと伏せていた。

 以前に流行ったシベリアンハスキーだ。
 長い毛が、ものすごく暑そうでかわいそうだった。

 飼い主もそう思ったのだろうか。
 よく見ると、そばにアイスノンが置いてあった。

 滑稽さも感じたが、さまざまな矛盾も思う。
 まずは、東京に北方に適応したシベリアンハスキーが暮らしていること。
 亜熱帯並みに暑い東京の夏を、あの厚い毛皮を持った犬が過ごさなければいけないというのは、さぞかし大変だろうなと思う。

 そして、アイスノンという文明の産物で冷やしていること。

 暑いからクーラーを使う。それがまた建物の外に熱を放出し、さらにあたりを暑くする。
 そしてまた、よりクーラーをきかせる。それがまた建物の外に熱を放出し、さらにあたりを暑くする。
 海の近くが開発されて高層建築が建てば、風が通らなくなって、ヒートアイランド化は加速する。

 連鎖は、断ち切れないのだろうか。

 自分で自分を住みにくい方向に追い込んで、それを住みやすくしようとして、さらに住みにくくしてしまう。
 ひたすら消費エネルギーが増えていく。持続可能な開発の正反対なことをしている。

 愛地球博で子供たちに環境保護を訴えるのもいいけれど、まず身近なことから、変だな…と感じる心を育てる必要はないだろうか?

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2005.05.30

節約

 節約、節約といわれているけれど、必要のないものを無駄に買わないように気をつけている一方で、絶対に必要のないもの(遊びのものや高級品)を買ったり、劇を見にいったり、美術館にいったり、おいしいものを食べたり…。

 ただし、袋を持参してレジ袋を節約するのは、環境のためにもなるので、ずっと励行しています。
 何かのためになると思うと、楽しく節約できますね。

 切り詰めるべきを切り詰めて、一方で使うところは使う。
 結局、メリハリをつけて心豊かに過ごせるように… というのが自分なりの節約術かもしれません。

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人ごみ

 電車でターミナル駅まで買い物に出て、久しぶりに人ごみにもまれた。
 日曜日だから、街が混むのは当たり前だけれど、普段、電車には乗らないし、ましてやラッシュ時に…の人ごみ嫌いなので、かなり体力も精神力も使ってしまった。

 人がたくさんいるところに行くと、反射神経がにぶいせいか、よくぶつかられる。
 こういう点にいたるまで、まったく不器用で、おかしくなる。


 歩いていて、あじさいを見かけた。
 まだ緑だけれど、そろそろ花芽がつきはじめていた。
 もうすぐ6月。

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2005.05.29

リンクが弱い

 ブログを見て、雑感。
 リンクが弱いかな、と。
 時事を語るでもないし、そのときの話題にそう乗るでもない。日々のささやか事をつづるばかりだから、トラックバックにもさほど適さない。
 意味なくつなげればいいものではないのはわかるけれど、我ながら、少々笑ってしまう。

 来た人に行き場がないのは困るので、と、どんな言葉でこのささやかなかけらを見つけてくれるのかへの興味を満たすために、AdSense のリンクユニットを貼りこんでみることにした。

 なんだか、ずいぶん変わった言葉で探しているみたい。

 神棚?
 開運 風水?
 花見レストラン?

 風水って、「風のかけら」だから?
 微妙なずれ方が面白い。
 しばらく、どう移り変わるか楽しめそう。

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2005.05.19

気温急上昇

 今日は暖かいを越えて暑い、初夏を飛び越えたような気温になりました。

 久しぶりに、ウグイスの声を聞きました。
「ホケキョッ…」ぐらいの、たどたどしい鳴き方で、まだ練習中なのがまた、かわいらしかった。

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2005.05.17

芽?

 シカクマメを植えたところに、芽のようなものがちょっぴりだけ姿を見せました。
 土からひょっこりと、わずかに白くのぞいています。
 一粒だけですが、芽が、出てきたのでしょうか。

 どうなのでしょう。育てたことのない植物、初めての種、初めて見る芽です。どんな風に葉が開き、育つのか。とても、とても、わくわくします。

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2005.05.13

卯月曇

 季節が戻ったように寒くて、またストーブなど使っている。
 梅雨寒のときもそうだけれど、うっかりすると体を冷やしてしまう。
 風邪気味。たいしたことはなさそうだけれど。

 熱帯原産の種は、寒くて地面の中で震えていそう。
 10日たつのに、まだ芽が出てこないので心配だ。無事だといいけれど。


    四角豆の種に寄す       翠風

   球状の種 径およそ二分
   縁あって遠く異土に迎える
   暖雨をもってもてなさんとせしが
   にわかの寒気南客を悩ます

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2005.04.23

種の準備

 プランターを置くことができるので、何かちょっと変わったものを植えてみたくなった。
 去年、シカクマメの種というのを数粒いただいたので、これにしようと決めた。
 ほぼ球形の、茶色の種だ。大きさ、形は、みつまめなどに入っている黒豆に近い。

 初めて育てる草だし、熱帯原産だからうまく育つかわからない。
 とりあえず、水につけてみることにした。

 数日待って、種が生きていてふくらんでくるようなら、植えつけてみるつもり。

 花も好きだけれど、種が芽を出すところも、とても好きだ。
 けんめいさと、これからどうなるかへの期待。

 さあ、どうなるだろう。

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2005.03.27

夜の底のつぶやき

 しんと静かな夜の底で、私は思う。
 何をしたかったのかを忘れることはないし、何をするかを規定するつもりもない。
 けれど、結局のところ、何にもならないことを選んでしまうだろう。形を定めてしまうことの方が恐ろしい。
 この時代を吹きすぎる、ささやかな風。ただただ、それだけ。
 最期に、自分なりにいい生き方ができたかどうか、笑えるか? ただただ、それだけ。

 愛していないのではなく、こういう愛しかたもあるのだということを、誰に知ってほしいでもない、のだろうと思う。
 思考は迷宮に入り込み、朝など来ないように思える夜の底。
 けれど、夜明けは来るのだ。それを知っているから、生き、眠りにつくことができるのだろう。
 人というものの、なんと…なんとさまざまな形容詞をつけることのできることか。

 それでも、今、私はここにいるのだ。現在の、純然たる事実として、ここにいるのだ。
 夢もまた、ここにあるのだ。
 静かに、思うところを生きられればよい。それ以上を望まない。

 言葉には常に虚が紛れ込む。それでも…そうだね、ひとことで表象しようというなら、愛しているのだろう。かかわろうと、ぎりぎりのところで、接点を持ち残そうとしているのだろう。
 多くの人には意味不明であろうけれど、真実なんて、そんなものだ。

 明日は日曜日、暖かくなるとか予報されている。桜は咲くだろうか? 私はどこかへ出かけるだろうか? 風だけが知っている。

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2005.01.05

豊かさの指標

 一人一人の力はとてもささやかで、十数万の人々が被災している現実を見せつけられても、それを一気に改善することはできない。けれど、小さな力でも合わされば巨大なものになって、手をさしのべることができる。
 しかし、欲望を満たすための力も、個人個人では小さいのに、多くの人が欲望を満たそうとするとき、想像を絶する流れを作ってしまう。

 豊かさとは何だろう? お金があれば豊かだろうか? 確かに、ほとんどの豊かさはお金で買える。援助の基本もお金、そして、それで買うことのできる物資。

 物があふれることは本当に豊かなのか? 確かに不足しているときは、物がある方が豊かに見える。
 被災してほとんどすべてを失った状態の人にそれを問うなどするべきではないが、必要以上に物のある状態にある人であるならば、考えてみるべきではないのだろうか?

 多くの資源は有限。燃やせば二酸化炭素を消費したり、核廃棄物がでたり。少々使って、使い終わればすぐにゴミ。作りすぎたり飽きたりで築かれたゴミの山。リサイクルされているのは、ごくわずか。
 太陽光や風力などの利用されていない資源を活用しようなどというけれども、それも少々であればのこと。大量に使うことで、それまでのバランスが崩れて気象変化を引き起こす。山野を田んぼに作り変えたような、新たなバランス良い構築がなされるならいいのだが。

 のんびり生きていられる幸せをかみしめつつも、豊かさの指標について考えずにいられない。
 一人一人の力でも合わせれば大きな力になるのだから、考えて身近なことからはじめよう。足るを知ることを。

 とはいえ、単純ではない。求める気持ち、ハングリーさがなければ前進も発展もない。意欲も気力も希望もゼロに近づく。
 ただ豊かさを感受して生きるだけなら、なんと死に近しい生であろうか。

 どちらが、ではないのだ。まったく別の指標、次元の異なる価値観を自分なりに見つけださないと。
 こうなりたい、ああなりたい、これが欲しい、あれが欲しい。そのすべての否定ではなく、欲望へのフィルター掛けのようなものかな。

 無理だとあきらめるのとも違う。足るを知る。心の欲するところに従いて、矩(のり)をこえず。けだし東洋の至言。ビジネスマンに蔓延する生半可な成功哲学など遠く及ばない。

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2005.01.04

年明け

 年があけて数日。
 いつにも増してのんびり過ごしていたが、そろそろ動き出さないと。
 年初から引越し荷物整理だの、法事だのとあわただしいけれど。
 一年。…あれから一年か。
 一年というのは、短いようで長いようで、長いようで短いようで……風のように流れていく。

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2004.12.30

新春を待つ気持ち

 あと数十時間で新春となる。
 古来より人は、途切れることのない時に区切りをつけて、新たな時のはじまりを定め、新たな生命力を引き出してきた。偉大な知恵だ。
 たくさんのものを終わらせ、新たに始めよう。
 新しい時に、新しい命として生きはじめよう。
 そんな願いを込めて新春を待つ。

 そして、もうひとつ。
 来年は、穏やかな一年であるように願わずにいられない。

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2004.11.03

わからない

 募金以外に何かできないかと、援助物資を用意する前に確認する。必要ないものを送りつけるような括弧つきの「援助」は混乱を招くだけだから。

小千谷市のホームページには、救援物資について在庫管理中と書かれている。
http://www.city.ojiya.niigata.jp/whatsnew/jishin04.html

 日本郵政公社のホームページには、小千谷市で物品を求めているという情報はない。
http://www.japanpost.jp/pressrelease/japanese/yubin/041025j202.html

 はたして、もう十分になったのだろうか?

 現地で確認できたらいいのだけれど。つくづく、本当のことを知りたい。
 個人の言葉と市の公式な言葉、そしてそれがいつ発され、今がどうであるのか。実際にボランティアをしている人の生の言葉があれば、それが一番だろうと思って、探してみると、

 キャンプ用のテントを募集している人がいる。
http://www.gassan.jp/

 ボランティアをしている人のブログもある。
http://helpme.ameblo.jp/?bid=helpme
 どうやらここが、そえっちさんが引用した情報の出所らしい。

 現地にいる人、今、どこで何が必要なのか、どう送ってほしいのか、もっと知らせてほしい。

 必要なときに必要なものを届けるのは、まったく難しい。

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2004.11.02

新潟県中越地震小千谷市の被災者が求めているもの

「そえっちのつぶやき」に「新潟県中越地震_現地の声より」
http://nana-mina-mama.tea-nifty.com/noriechan/2004/10/post_35.html
という記事があった。募金はしたけれど、本当に必要なものをプレゼントすることができるなら…大変そうな現地の人たちにマイクをつきつけるだけなら、マスコミなんて必要ない。こういう情報こそ、もっともっと伝えるべき、伝えられるべきだと思う。

 以下、要約してメモしてみた。

 とりあえず、小千谷市の被災者が求めているものは、「大人用紙オムツ」(子供用は足りている)。「パンティライナー」、「貼るタイプのカイロ」。

 個人で送る場合は、仕分けをする人手がないので、段ボールの外側に「毛布」「洋服」「下着」など、中身を大きく書く。少量でもOKだが、できれば近所で声をかけあうなどして、少しまとめたほうがベター。

 送り先の住所は
 〒947-8501 新潟県小千谷市城内2-7-5 小千谷市役所あて 

 少しでも役に立てればいいのだけれど。


 こういう品物を送るとき、心に決めていることがある。自分で今、十分に心地よく使えると思うものしか送らないということ。絶対に、古着や不用品は送らない。以前の使い残りなども送らない。

 カイロにしろ、紙オムツにしろ、パンティライナーにしろ、箱ごと店に仕入れてもらって、できれば数箱送って、不公平なく配れるように配慮すること。
 援助としては、義捐金を出す方が、ずっと簡単だ。

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来年ね

 また、キャンドルが心地よい季節になってきた。
 ハロウィーンにはパンプキンパイを食べた。写真も撮ったけれど、今、すごく使い勝手が悪くなっていて、アップできない。残念。
 きちんと引越しをして、設定を完了したら、もう少し使いやすくなるはずなので、それまでもうちょっとお休み。
 来年ね。そんな言葉が出てしまうぐらい、あっという間に一年が過ぎる。

 今年は災害が多くて、ニュースを見ていて心が痛む。
 早く、おだやかな暮らしに戻れてほしい。

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2004.10.10

あと数ヶ月

 台風で、植えていたものが、倒れてしまったり、散らされてしまったり。
 でも、こうやってここの地面に触れられるのも、あとわずかなんだなと思うと、なんだか。
 小さなベランダに、ラティスは入らないだろうな、プランターはどうしよう……なんて、ものの始末についてもまた考える。
 うーん。あと数ヶ月。
 また風邪をひいてしまった。無理はしていないつもりで、がんばりすぎているところがあるのかな。
 まずは、台風の後片付け。

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2004.08.26

一色に染まる怖さ

 ここしばらく、テレビも何もかも、オリンピックばかりだった。他の話題はどこへいってしまったのだろうと思えるほど、まるで感染したようにオリンピックに染められているのが、こわい。
 右へ習え体質とでもいうのかな。ニュースはしばしばそうだ。曽我さんのときも、それ一色になっていた。
 ただひとつの価値観であるかのように、そればかりを露出させれば、多くの人は容易に、それを自分の価値観であるかのように錯覚するだろう。
 戦前の教科書に、やたらと日の丸を登場させたのに近くないだろうか? これに恐ろしさを感じられるだけの神経は忘れるまい。楽しむは楽しみながらも。

 それにしても、今年の夏は暑すぎた。はからずも長期に寝込む羽目になり、ものごとの滞ること滞ること。体力のなさが、仕事や生活に、これほど影響するとは。
 健康あってだなあ。

 オリンピックに出ている多くは、健康で笑顔でいられる人たち。素敵だと思うけれど、では健康でない人は、それよりも価値が低いという考えはやはり、危険だと思う。

 一人一人を大切にする、価値の多様性こそ。

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2004.08.02

やさしいものは

 息が苦しくて眠れない夜。
 何の気なしの一言。

「何の例文だったっけ。『うってかわって』を使って短文を作りなさいというのに書いてあったのが、
『兄は薬をうってかわってしまった』」

 笑いたくて、でも息が苦しくて、せきこんだ。

 意味がなくて、ささやかで、だけど、笑わせてくれようとした、その気持ちが嬉しい。
 必要なときの、ほんのちょっとのやすらぎほど、やさしく心にしみる。

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2004.07.06

暑すぎる

 体調をくずし、いろいろ検査されたりしていた。
 年内ぐらいで引越しもすることになった。
 体の方は問題なかったのだが、ささやかな場所を失うのも結構、メンタル的につらい。

 季節は移り、日々、悲鳴をあげたくなるぐらい暑い。
 動くのもおっくうなほどで、やらなければならないことをこなすのだけで精一杯に近い。
 失恋したわけでもないのに。

 ゆっくり行こう。無理はしない、しない。

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2004.05.30

この時期になると

 この時期になると、急にアジサイが目立ちだす。
 まだつぼみも多いけれど、大きな毬のようなあの形と色彩には、この時期でこその彩りを感じてほっとする。
 6月半ばになったら、白山神社であじさいまつりが開かれるので、また見に行こう。

 しばらくいろいろと忙しいのと、なんだかんだでなかなかコンピュータに向かう気力がなかった。相当に疲れがたまっていたんだなあ。

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2004.05.16

ものを捨てるエネルギー

 ものを捨てるのにはかなりな心のエネルギーを使うなあと思う。
 特に、まだ十分に使えるもの。
 でも、場所をさいてとっておくことができないし、しかたがない。
 ごめんなさい、ごめんなさいと心の中でいいながら、捨てさせてもらう。

 エネルギーをとられると、食欲もなくなるし、眠れなくもなるし、コンピュータに向かう気力もなくなる。
 心の余裕を取り戻すために、しばらくゆっくり休みたい。

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2004.05.10

始末とか処分とか

 人間は一生に、どのぐらいの物を買い、食べ、受け、捨て、動かしているのだろう。
 そのおしまいに、どうしても物が残る。
 始末という言葉で、ひとりの人が生きてきたときに接した多くの多くのものを片付けていく。

 鳥インフルエンザのときにも身にしみた。疫病が流行ると、処分という言葉で奪われていく、何千何万という命。
 鳥は、体と、そこから出たものだけ。

 現代の日本人との、何という量の差。

 残るのは言葉だけ。そんな生き方ができたらいいなと、ふと思うこともある。

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2004.05.08

関心ということ

 ゴールデンウィークが、あっという間に終わった。計画しているときは長いようで、終わってみると短かかったというのが休日の常だけれど。
 こういう休みもまた、一生で数十回しか経験できないものの一つなんだなあ、と思うことしきり。
 気候良いころの、ほぼ一週間の休み。黄金週間とは、よくいったものだなあ。今年は天気に恵まれなくて残念でした。

 それにしても、好きにしていい時間をどのように過ごすかというのは、個々人の持っているエネルギーと興味の方向の問題なのだな、としみじみと思う。

 何を楽しいと思い、何をするか。誰と、どこで…。
 おろそかにしていると、あっという間に、あったはずの時間が消えていってしまう。それを怖いと思ってせっかくのゆったりできる時間にあれこれとつめこむのも何だし、まったく何にもしないというのも何だし。

 心にかなった休日を過ごすのは、簡単ではない。


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2004.04.29

花のある喜び

 朝起きて、花瓶を見る。そこに花のある喜び。
 外を見て、そこに花のある喜び。
 外から帰る。ささやかな場所に緑があり、花のある喜び。

 声をかける。

「おはよう」と「いってきます」と「ただいま」と、「おやすみ」。
「いい天気だね」と「暑いね」と、「水は足りてる?」。

 それで、言葉は思いに足りている?

 ささやかなせいいっぱいや、風に吹かれる自由や、世界の片隅で懸命に生きることや、どんなに小さくても形さまざまでも命が輝く瞬間を持っていることをささやき続けている。
 花のある喜びは、存在そのものを受けとめてくれる命が身近にあるということでもある。

 ありがとう。
 だから、ただ、言葉を。

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2004.03.10

ラッキョウとインフルエンザの関係

 ラッキョウが食べられません。
 というのは、子供の頃、すっぱい系が苦手だったのに、無理やりラッキョウを食べさせられ、その日からインフルエンザで高熱を出したためです。
 因果関係があるわけはないですが、ラッキョウの匂いや感触とインフルエンザで寝込んだ記憶がくっついてトラウマとなってしまい、未だに…。

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2004.02.05

東京みやげいろいろ

 東京駅に行ったら、キャラクターもののお菓子ショップがいろいろあってびっくりした。サザエさん、ハローキティ、鉄腕アトム。ドラえもんの人形焼もあった。丸い頭が人形焼にマッチしていた。
 キャラクターものに限らず、東京のおみやげとしてすっかり定番になった東京ばな奈のほか、ごまたまごとかいう、黒いお菓子の店が目立っていた。
 東京駅で売っているお菓子には、東京限定をうたっているものも多い。
 わざわざデパートでお菓子を買っていって地方のデパートでも売っていて珍しがられなかったなどということもあるので、おみやげは、東京駅で東京限定品を入手するのも手軽でいいかもしれない。

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2004.01.29

花を買う

hana3.JPG

 今日はわりと暖かい。花を買って帰る。
 ピンクと黄色のとりあわせに春を感じるらしく、そういうのを選んでいた。
 花があると家の中が明るくなる。

 勝ち犬だの負け犬だの勝ち猫だの負け猫だのは私には不要な分類。

 昨日の五行詩をちょっと推敲。七七に音を整えてみた。


   友が皆我よりえらく見ゆれども
   花を買いきて卓をば飾り
   美酒を買いきて良き器(て)にそそぎ
   それを選びしみずからもまた
   すてたものではないと信じよ   翠風


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2004.01.27

けっこう間違えているので安心

 私もこれを間違って覚えていたけど、未だに間違っている人が多いという事実があるので、安心している言葉。それは……、「シミュレーション」です。
 本当は「シミュレーション」。 間違えて覚えていたのは、「シュミレーション」。

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2004.01.25

ティータイム

teatime1.JPG

 寒くて曇りの日は、家の中でここちよくティータイム。今日は東京會舘のクッキーがあったので。

   寒の日にのんびりくつろぐティータイム  翠風

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2004.01.23

カウンター

 カウンターがつきました。
 ココログの使いこなしについて記事を書いている方がいらしたので、ありがたく参考にさせていただきました。

 カウンターって、あってようやくホームページっていう感じがする。
 埼玉住人さん、ありがとうございました。

   ホームページを持ってみようと試みて
        ようやくついたカウンターかな

 お粗末。

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